ご安全に!角田です。
今回は『みんなで本をもちよって ~Bring Your Own Book~』というボードゲームを ビブリオデスゲーム界隈 で遊んで楽しかったのでご紹介です。
bodoge.hoobby.net
ざっくりしたルール
- 出題者がお題カードを引く
- お題カードに4つのお題が書かれているので、出題者は1つ選んで出題
- 各参加者はお題に合った文章を本の中から探す
- 最初に見つけた人が「みーっけ!」と宣言して砂時計をひっくり返す
- 他の人は砂時計の砂が全て落ちる前に文章を探す
- 見つけた文章を全員発表して、一番良かった人にポイント付与
- 規定のポイントに達した人が勝利
要するに「本の文章を引用する大喜利」みたいな感じです。
本選びの妙
何の本を持ち寄るか、というのがこのゲームの肝なわけですが、なかなかここが奥深いなと感じました。
文章が多い本を使うと多すぎて探すのが大変で、少ない本を使うとテーマに沿うものが見つからない、みたいになる気がしました。
特性的に言葉の圧が強いというかパンチラインの存在する本が強そうな感じもしますが、そういう本はなかなか出題されるテーマにマッチさせるのが難しくもありました。
メチャクチャ嗜好の狭い本でピッタリな文章を見つけるカタルシスもあって、いろいろな本で遊びたくなり時間が無限に溶けるゲームです。
本はローテーションする
ルール次第ですがポイントの獲得数や出題数で本を隣の人にローテーションさせるというものがあり、事前に強い本を持ち込んでも手放さないといけなくなるというのがこのゲームの奥深いポイントかなと思いました。
つまりゲーム中で「全然知らない本から文章を探す」という局面が必ず訪れることになります。
これにより「積読を持ち出して供養する」ということも可能な気がしています。
ローテーションする前の発表で引用される文章だったり自分で文章を探す過程で「なるほどこの本はなんとなくこんな感じの本なんだな」みたいなのがうっすら伺い知れるので、読んでもないのにちょっと読んだ気になれるところもなかなかニクいポイントだなと思います。
プレイ後の本の貸し借りが捗る感じのゲームではないでしょうか。
設定されたお題が絶妙すぎる
ある種ゲーム内容のネタバレになってしまうのでここでは明示しませんが、とにかく設定されているお題が絶妙すぎて、ゲームが盛り上がること間違いなしです。
ここが平凡だったらこのゲームはここまで盛り上がらないかもと感じるクオリティです。
何枚かブランクのカードも同封されているのですが、元々のお題に並ぶようなものを考えるのはなかなか難しそうだなと思ってそっとしてあります。
本好きな人もそうでもない人も楽しめる
本好きの濃いめの本とそうでもない人の雑誌みたいな本が両方揃って振り幅がある状態で遊ぶと同じお題で出てくる文章が全然違って面白いと思うので、色んな人、色んな本を持ち寄って遊んでみてください。
技術書を持ち寄るとお題に答えるのが死ぬほどしんどくなりますが、そういうのも是非チャレンジしてみてほしいです!
現在は弊社のオフィスに鎮座しているので、興味ある方は是非お声がけください!
なんだったらご自分で購入いただいてもよいかなと!